<はじめに>

 

今回、アルバム『はじまるマジカル』のリリース記念ワンマンライブを、

新宿百人町カフェアリエさんで、8月8日(土)に開催させて頂くことになりました。

そこで、ライブに先立ちまして、カフェアリエのコウノさんと、対談をさせて頂くことにしました!

 

コウノさんと出会ったきっかけは、コウノさんが、カワサキ・ティーンズ・プロジェクトというイベントを、川崎市市民ミュージアムというところで催されていたことです。

これは、夏休みに、10代の方からオリジナルソングを応募して、ゲストと一緒にコンサートに出るというイベントで、スタッフも10代の方がやっていることが特徴でした。

私も10代の頃、このイベントに応募させて頂いて、2回(18歳のときと、19歳のとき)出演させて頂きました。

ゲストの方が毎回素敵で、私が出演させて頂いた2回については、1回目がPANTAさん(頭脳警察)、

2回目がoutside yoshinoさん(eastern youthの吉野寿さん)がゲストでした。

 

(ちなみに、インタビュー後、コウノさんが思い出して下さいましたが、私はこのイベントに初めて出演させて頂いたとき 「アングラすぎて知名度が上がらない、伝説のイベントがあると聞いてきました!」 と、コウノさんに言ったそうです。なんて失礼な・・・。)

 

そんな、私が高校生の頃から大変お世話になっているコウノさんと、今回たくさんお話させて頂けて、本当に嬉しかったですし、初心に帰って色々と思い出すことがありました。

ぜひぜひ、対談、お楽しみ下さい^^!

 

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【高校生時代】

 

コウノ:あの時は、70年代フォークが好きな高校生だったけれど。

金子:はい。今も好きですけれど・・・!

コウノ:聞きたかったのは、当時、何で70年代フォークが好きだったのか、どういうフォークが好きだったのかというのと、あと、それって、高校で話が合う人いなかったでしょう?(笑)

金子:あっ、小学6年生くらいから、お金のない系の4畳半フォークが好きだったんですけれど。

コウノ:子どものときから(笑)

金子:はい(笑)それで、高校3年生のときも、その辺りがやっぱり好きだったので、南こうせつさん、というか、かぐや姫さんとかが好きだったんですけれど。でも、ありがたいことに、高校で軽音楽部に入ったときは、一緒に狩人さんを歌ってくれる相方がいたので、何とかなっていました(笑)でも、その子がメタルバンドをやるからって言って、軽音楽部をやめてしまったんで、その後は一人で細々とフォークをやっていました。

コウノ:なんで、そんな貧乏くさい音楽が好きだったんですかね?(笑)

金子:なんでですかね・・・? 多分、私が小学校6年生の当時は90年代で、音楽がイケイケな感じだったから、それはちょっと違うなってずっと思っていて、一番反対の、お金がなさそうな歌が好きだったんだと思います。

コウノ:そうか、そういう時代だったんですね。そういうのが嫌だったら、70年代フォークに行くしかないんだ(笑)

金子:どうなんだろう・・・(笑)

 

 

【カワサキ・ティーンズの思い出】

 

コウノ:カワサキ・ティーンズ・プロジェクト的には、色んな人が出てくれたんだけれど、むしろ金子さんは、何ていうんだろう、異質っていうか。異質っていうと変な言い方なんだけれど・・・。 当初思っていたのは、10代の人に曲を募集しているんだけれど、将来のミュージシャンを育てようというのとは違っていて。むしろ、すごい面白いんだけれど、商品になり得ないような歌を聞きたいっていうのがあったんですね。

金子:そうだったんですか! それを8年越しくらいに知りました・・・!(笑)

コウノ:でも、金子さんは普通に才能があって、まともに音楽やっていける人だっていうのがあって。(笑) カワサキ・ティーンズは、本当に面白い人がいたし、面白いものを私たちも見せて頂いたし・・・。だから、普通にコンテストとかに通りそうな曲の人とかは、落ちているんですよ。

金子:そうだったんですね! 確かに、すごい楽しいイベントだったんで、20代になってからは、私はお客さんで見に行っていたんですけれど、見に行く度に、事件がありましたものね(笑)

 

金子でも、意外に・・・意外にと言うと変ですけれど、「将来のミュージシャン」とかではない感じの人を、当時は呼ばれたのかも知れないですけれど、思い返してみると、今も音楽を続けている人が多いじゃないですか。それがすごいなと思っていて。

やっぱり、10代で音楽をやっていても、辞めちゃう人は山のようにいるじゃないですか。辞めるのは簡単だし、仕事とか進学とかで・・・。

今も仲良くしている、しずくだうみちゃんとか、マーライオンくんとかは、カワサキ・ティーンズをきっかけに仲良くしてもらっている感じですけれど、みんなちゃんと音楽を続けているっていうのは、すごいなあと思って。

コウノ:第1回だったら、昆虫キッズの高橋翔くんとか、第2回はヤング(乍東十四雄)の高梨くんとか。それで、第1回からスタッフをやってくれているのは片岡敬くん(金子も鍵盤で参加した、マーライオンくんのアルバム『ボーイミーツガール』のエンジニアさん)。みんなずっとやってくれていて、しかもずっと、私が見て楽しくなるようなことをやってくれているので、それはとてもありがたい。

金子:今もアリエさんに出ていらっしゃる方とかも、いらっしゃいますもんね。

 

コウノ:うみちゃんも、マーライオンくんも全然タイプ違うけど、なんか仲良くやってますよね。私あれ好きでしたよ、なんか、お客さんから苦情が来たって言うバンド・・・(笑)

金子:ああ!(笑) あれは、メガネズレテルズっていう、しずくだうみちゃんとマーライオンくんと組んでいた、一回こっきりでぬるっとなくなったバンドがあったんですけれど。それ、客席で録音していたら、多分録音に気付いていないおじさんの「つまんねえよ」っていうリアルな一言が入っていて、あれ、最高だったんですけれど(笑)

コウノ:あれ、かっこよかったのに(笑)

 

金子:そのあとも、20歳になってから、川崎市市民ミュージアムの野外ライブイベントに、出させて頂いたこともありましたよね。スカートさん、昆虫キッズさん、ホライズン山下宅配便さんと、対バンで出させて頂いて。それで、スカートの澤部さんは、6~7年経った今、一緒にアルバムを作らせて頂く機会があったりして(2015年8月19日発売の『僕とジョルジュ』)。だから、市民ミュージアムから繋がるご縁が、7~8年経った今もあるし、今後もあるかも知れないし、っていう感じで。カワサキ・ティーンズに、2年も出させて頂けたのは、本当に嬉しかったなと思って、感謝しています。

コウノ:私も、出てくれた人たちには、その後も楽しませてもらっているからね^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【カワサキ・ティーンズでのOutside yoshinoさんの一言】

 

金子:あと、当時びっくりしたことがあって。outside yoshinoさんがゲストの回の時なんですが。

ゲストの吉野さんと、10代の人たちは、本当は控え室が違ったんですけれど、10代控え室に吉野さんがわざわざいらっしゃって下さって。一緒にコーヒーとか飲んで、色々お話して下さって。それで吉野さんが最初、10代のみんなに「みんなは何でこのイベントに出たの?」とか質問していらして、みんなが答えていたんですけれど。私が「吉野さんは何で歌っているんですか」と聞いた時に、「これしか社会との接点がないから」って仰ったのが、すごい衝撃的で。

この当時って、私はプロのミュージシャンの方と接する機会は全然なかったんで、今もその答えは、もやもやと心にあるというか。だから、その言葉を聞けただけでもすごい勉強になったし、今に影響しているなあと思っていて。

コウノ: ・・・なんていうのかな・・・ちょっと、忘れないうちに、言っちゃおう。吉野さんが、そう仰ったら、よく分かりますよね。でも・・・金子さんは、それを聞いた時にどう思いました? 私ね、ある意味、金子さんは他のものもちゃんと持っている、バランスのいい人だから、もし音楽がなくても、他のことでも仕事できたりできる人じゃないですか。

金子:確かに私は全然、「社会との接点がなくなる」っていうのはないです。

コウノ:そのバランスの良さが、いいことなんだけれど、やっている本人にとってはそれが悪いことのように思えるというか・・・それしかない、っていう人に対する、コンプレックスになったりするんじゃないかなっていう気が、ちょっとあるって言うか・・・。

 

コウノ ・・・私、自分が普段聴く音楽って、こんな言い方するとあれだけど、やっぱりどっちかというと、クズな男がやっている音楽とかのほうに、心を動かされることが多いわけですよ! ね?(笑)

金子:ええ、ええ(笑)

コウノ:やっぱり、クズなやつがやる音楽の方が面白いなあ、とか思ったりする自分がいて(笑)

金子:すごい分かります。

コウノ:私も、小中学生のときとか、どちらかというと、優等生という烙印を押されて、それが嫌でしょうがないんだけれど、だから不良の子に憧れるっていうか、羨ましいっていうか、そういう現実があったんですけれど。

ある意味、個性っていうのはいびつなところがあったり、曲がったところがあったり・・・ そういうのがあったほうが、強い個性になる、みたいなところがあるじゃないですか。そんな時、別に音楽に限らないんだけれど、そういうのがないと、表現者として弱いんじゃないか、という気になっちゃうこと、あるじゃないですか。金子さんは、自分がそういうことで悩んだりしたことないのかな? って、聴きたかったの。

 

金子:確かに、吉野さんにそれを聞いたときは、私は19歳だったんですけれど、その時はすごいそういうことを思って、悩んだと思うんですけど・・・。

でも、私は元々、高校生で歌い始めたときくらいから、「自分は前に出て歌う人だ」って意識が全然なくて。ただ、高校生のときは、それでも自分の歌は自分で歌いたい、みたいのがあったんで、その頃はすごい混乱していたと思うんですけれど。で、19歳くらいの時もまだ混乱していて・・・

その後、混乱したまま、「私は、自分で作った歌を自分で歌うのは無理だ」と思って、大学4年生のときに「これで終わります、さようなら」って言って、最後のライブをして、そのライブ録音とかを入れたCDをその年に出して、自分の活動は終わりにしようと思ったんですけれど。

 

でも、その後に、曲提供をする機会があって。その時に自分の中ですごい腑に落ちたと言うか。

多分、吉野さんは、自分で作った歌を自分で歌う、っていうスタイルの中で、「社会との接点」ってことを仰ったと思うんですけれど。私も、自分の歌を自分で歌うスタイルだったら、それをプレッシャーに思っていたと思うんですけれど・・・。

自分が曲を作ったり、詞を書いたりしたものを、他の個性が強い人とか、自分より全然華があって、歌が上手い人とか、表現力のある人とか、背景が面白い人とか、そういう人に歌って頂いて、それを見てくれた人が喜んでくれたり、明日も頑張ろうと思ってくれたり、その一連の流れが一番、自分が音楽と関わる中で、面白いなと思っていて。そのサイクルの中だったら、自分自身の個性はそんなに強くなくていいっていうか。他の人よりも、ちょっと面白いな、みたいな要素が入っていた方が、もちろん引っかかるところとかは多いと思うし、そういうところは、なくさないように気をつけてはいますが・・・。私、普通に曲を作ったら、割とちょっと変になっちゃうんで(笑)、変になったところは直したりはしない、という意味では、個性を入れているつもりなんですけれど。

 

「自分自身が作った歌を自分で歌う」というスタイルに、元から私はずっと違和感があったので、今回のアルバムも、自分で歌っているんですけれど、それは全然自分で歌わなくてもよくって。例えば、アルバムの一番最後に入れた曲(「私たちは話していた」)は、実は音域が自分には合わなくて、歌いにくくて(笑) でも、自分が歌いやすいっていう考えじゃなくて、曲として一番美しいキーで、一番美しく聞こえるような曲にしたいと思って、そのキーにした、みたいなところがあって。

自分が今回のアルバムでは全部歌っているから、見えにくくなってはいるんですけれど、本当に誰が歌ってくれても構わないし、もっとふさわしい人がいると思うし。ただ、「曲として、一番いいものを作りたい」と思っていて。そこで、自分は整理がついた、という気でいるんですけれど。

 

コウノ:なんか、賢いから気付くの早いよね(笑)

金子:そうですか(笑)

コウノ:曲だって、「自分のことを分かってくれ」って歌っている人と違うじゃないですか。

金子:ああ! 全然違いますね。

コウノ:そういうのじゃないけれど、音楽の才能がいっぱいあって。だから、自分の存在証明みたいにやっているんじゃなくて、もっと、人が楽しんでくれるとかのほうが大事でしょう?

金子:そうですね。

 

コウノ:そんなこと考えているときに、「容れ物」って歌があったじゃない? 私も、このお店(カフェアリエ)をやる時、特に、自分がここで何やりたいとか、強いものがあったわけじゃなくて、私はむしろ空っぽの器になって、その中でみんながやりたいことをやって遊んでくれればいい、っていうのがあったんですけれど。

金子さんも、自分、自分!とかでその容れ物を埋めるんじゃなくて、その時その時、何でも受け入れて、それでどんどん変わっていく。だから色んな歌があったりするので、全部アリというのでいいんじゃないかな、というふうに、私は理解したんですけれど。

金子:なるほど、ありがたい!そうですね、本当に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【キャロル・キング】

 

コウノ:これ、キャロル・キングの作品集を流しているんだけれど(アリエさんのBGMで流れている)。キャロル・キングは、自分がシンガーソングライターとしてアルバムも出して、すごい人気も出たけれど、それ以前にも後にも、色んな人に色んな曲を書いていて。後になって「え! あの曲もキャロルキング、あの曲も!」って・・・。

金子さんも、そういうふうになると面白いなと思っているんですよ。あり方として、こういうふうになれると、いいんじゃないかなって。だから、合唱の曲も書いてほしいし、幼児番組で歌うような曲とかも、書いてほしいし。えー、あんなのも作ってたんだ! みたいになるのが、一番金子さんが持っているものを全部出せるんじゃないかな、と私は思っていて。

だから、今回のアルバムは、何かの到達点というより、これを名刺代わりに。 そう! 私、最初の曲(「ゆるふわポップさん」)とかも好きですよ(笑)

金子:ああいうの、案外得意だってことに最近気付いて(笑)

コウノ:結構、こういうのいいんじゃないかと思いました。

金子:最近、「にんじゃで何が悪いんじゃー」って曲を作ったんですけれど(笑) https://www.youtube.com/watch?v=7r0OixP0otA

コウノ:それも楽しそう!

金子:そういう、若干ふざけたやつのほうがいいなあ、って最近気付いた(笑)

コウノ:それ、すごくいい気がする。

金子:そういう曲もやりたいですね。本当に、このアルバムを名刺代わりにして。

コウノ:面白い、思いがけないところで。いっぱい曲作れる人だと思うから、すごい楽しみ。

 

 

【はじまるマジカルについて】

 

コウノ:今回出したアルバムについては何か、50代のおじさん達が泣いて喜びそうだよね(笑)

金子:そうですか!? 50代のおじさん!

コウノ:そういう人たちが好きで、今の時代から無くなったものの、かけらがいっぱいあるから。

金子:言われてみると、確かに・・・。ただ、自分の音楽の趣味が50代のおじさんだったっていうだけなんですけど・・・。なんてことでしょう・・・気付いてなかった・・・! 好きな風にやったから・・・50代のおじさんになってしまいました(笑)

コウノ:でも大丈夫・・・!なんか・・・!(苦笑) やばいね! 子どもとおじさんになっちゃうね(笑)

金子:すごい、世代の間があいちゃいます(笑) でも、1曲目(「ゆるふわポップさん」)とかは、若い人にも聞いてほしいと思って入れたつもりだったんですけど・・・!

コウノ:聞いてくれる聞いてくれる(笑)

金子:効果があるといいけれど・・・!

 

 

【巫女さんになる!】

コウノ:アイドルとかにもガンガン曲書いて、子どもの好きそうなものも書いて、ガンガンヒット曲を作ってほしいですね。

金子:頑張ります!

コウノ:私が子どもの頃は、歌謡曲の世界とかも特にそうなんだけれど、曲を作るプロの人がいたけれど、今は割と少ないじゃないですか。

そういう人がすごいのは、みんなの無意識みたいなところを感知して、それを形にして、たくさんの人が「そう、そういうことを思ってた、自分は言葉にしたことはなかったけれど、そういうことを思っていたんだ!」という気持ちになって、バーっとヒット曲が出来ていたような気がするんですよね。そういう、感知する力があって、ヒット曲を作る人って、私があまり最近ヒット曲とかに疎いから分からないんだけど。そういうの、作ってほしいですね。

金子:それは私も最近になって思うようになって。牧村憲一さんの学校(音学校 http://www.ongakko.org/に行っていたときに、そういう話が出て。「巫女さん」みたいな感じで、世の中を早くに察知して、人より先にやると、みんな「あっ、そうだ」ってなる、っていうのは、最近意識するようにしていますが、なかなか難しい・・・。

コウノ:金子さんは、自分自身が、見るからに個性が強い、と言う感じではないけれど、その代わりに、巫女さん的要素はきっとあると思うし。色んな人と一緒にやったときに、そういうのを感知して掬い上げていけるような気がするから。自分ひとりで自分のために音楽を作る、という人とは、やっぱり違うと思うので。

金子:そうですね。じゃあ、巫女さんを目指して。そうですね、そっちの方が自分にも合っている気がします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【アリエと歌】

 

コウノ:この間、佐野千明さんと金子さんのツーマンライブで、アリエで歌ってくれて。佐野さんも、カワサキ・ティーンズに出てくれたんですよね。

金子:そうですね。その時は、実はライブ録音をさせて頂いていたので、そのマイクで音を出力してもらっていて。それで、ここ(カフェアリエさん)天井が高いから・・・

コウノ:教会効果でね。ちょうどいいリバーブがかかって。聞いている方も、一方向から音が聞こえるっていうよりも、音にくるまれる感じがするから、いいですよね。

金子:そうか、一方向から来る感じじゃないんですね・・・!

中学校の合唱部の時の合宿で、ちょうどこういう練習場があって、その時の練習を思い出して。この響き方、懐かしいなあみたいな感じだったんで、アルバムの合唱の曲(「わがまま」)もここで録らせてもらって。ちょっと冷蔵庫が鳴っている感じとかも、すごい良くて。とてもいい作品になりました。ありがとうございました!

コウノ:いえいえ! それで、この間のライブはマイクありで歌ったんだけれど、今回は生歌なんでしょう? ここで、時々生歌で演奏される方がいらっしゃるけれど、やっぱりマイクを通したのとはまた違って、マイクを通したら聞こえない音が聞こえるんです、生だと。だから、声の繊細な表現とかは、すごいよくお客さんに伝わると思いますよ。

金子:生音でアリエさんでやるの初めてだから・・・。

コウノ:すごい微妙なニュアンスのものが全部聞こえるから、面白い。

金子:でも、それ、なんか緊張してきましたね・・・!それはそれで・・・!(笑) でも、すごい楽しみにしております!

 

金子:それで、「わがまま」はアルバムに入れたんですけれど、「ほんとう」という曲を、その録音日に一発録りで、アコギと歌だけで完成するような形で録ったんですけれど、それが・・・ なんていうんだろう・・・ iphoneとかでシャッフルで聞いていて、この「ほんとう」が始まると、ん? みたいな。どこで録っているんだろう、というような、浮いているみたいな、すごい不思議な音で録れていて。だから、やっぱり独特の響きなんだなって思って。

コウノ:また、山﨑さんがアナログの機械を駆使して録ってくれているから。

(→この「ほんとう」のCD-Rは、8月8日のワンマンライブにて、アルバムの感想を手紙かSNSで伝えて下さった方にプレゼント致します!)

 

【きーちゃん】

金子:あと、わがままを歌ったときに、きーちゃん(地域猫ちゃん)が来て。「今日はコウノさんはいないのかー」、みたいな感じで、帰って行きました。

コウノ:きーちゃん、いなくなっちゃったんですよ。

金子:えっ、そうなんですか!

コウノ:私がちょっと忙しかったりして。でも、急に老け込んだね、きーちゃんって感じもあったから、説が2つあって。他のよく歩いていた猫とかもいなくなっているから、きーちゃんは地域猫だけれど、野良猫は野良猫だから。野良猫の寿命は3~4年なんだってね。この辺の猫たちは大事にされているから、もうちょっと長いかもしれないけれど、でも、全然寿命は短いんですよ。だから、世代交代してしまったんだというのが、1説。もう1説は、大久保の方に、猫カフェが出来たらしくて(笑)、全員猫カフェで暮らしているって説が。

金子:そっちがいいですね! 全員、スカウトを受けて。

コウノ:猫カフェかな、やっぱり。

 

(2015.8.5 新宿百人町カフェアリエにて)

 

 

© Kaneko Mayumi  2014