はっぴいえんど

November 1, 2014

突然ですが、

私は生まれ変わったら、松本隆さんか、早川義夫さんになる予定です。

 

その松本隆さんがいらっしゃったバンド、「はっぴいえんど」について。

 

 

・・・さて、ここから思い出話が始まってしまうわけですが、

私は大学時代に、オールドロックのコピーをするバンドサークルに所属していました。

そのサークルの仕組みとしては、

例えば「次のライブで、ビートルズやりたい人!」と声を上げて、

ジョン係やポール係を集めてバンドを作って、ライブをするのです。

 

その頃、どうしても松本隆さんのドラムが好きすぎて、

ドラムなんて、ほとんどやったことないのに、

私が松本隆さん担当で、はっぴいえんどのコピーバンドを組んだことがあります。

(しかも、ちゃっかりドラムソロのある「はいからはくち」という曲をやる目立ちたがり。)

 

はっぴいえんどのドラムの、音の粒の動きは本当に独特で、

あのタイミングを会得したくて、随分練習した覚えがあります。

 

私がはっぴいえんどを好きになったのは、大学1年生のときですが、

はっぴいえんどの 「間合い」 は、

それまでの高校生の私の中には、全く存在しないリズムでした。

 

私が楽器演奏をする時の、タイミング感、のようなものを形成する際に、

はっぴいえんどから、大きく影響を受けました。(特にキーボード。)

 

そしてやはり、あの松本隆さんの歌詞の世界は、いつも本当に素敵です。

私は、旅行に出るときは、必ず松本隆さんの本を持って行くようにしています。

何度読み返しても、どれだけ長い時間読んでいても、楽しめるからです。

 

松本さんのことばかり書いてしまいましたが、

大滝さんのお声とソングライティングは、誰にも何にも替えがたい日本の宝です。

鈴木茂さんのギターは、日本のポップスの根幹を形成してきた大きすぎる要素です。

そして、細野さんのベースは、いつも私の中の「最高のベース」の指針です。

(というか、この各1行を詳しく語り始めたら、もう1本別のFavorite記事が書けちゃう・・・。)

 

こんな方々が、同じバンドを組んでいたことがあるだなんて、

改めて考えたら、本当に夢のよう。

 

ファーストアルバム、通称:ゆでめんの1曲目「春よ来い」のイントロを聞くと、

ああ、ここからたくさんのことが始まったんだ・・・と思って、本当にゾクゾクします。

 

 

===

そういえば、私は勝手に、

「はっぴいえんどのメンバーの方々とお会いするときは、自分の人生が動くときだ」

と、思っているので、その妄想についても、書いておきます。

 

***

私が、初めてはっぴいえんどのメンバーの方々に生でお会いしたのは、

松本隆さんが最初です。

 

随分前ですが・・・2007年当時、

通っていた大学で開催された、千住明さんの講演会を聞きに行きました。

その時、千住さんが音楽、松本さんが台本を担当される、

『隅田川』 という作品があることを知りました。

(新作オペラという形で、能の作品を現代に蘇らせるという試みでした。)

 

その『隅田川』を見に行き、終演後、ホールのロビーでぼんやりしていたら、

突如、松本さんと千住さんが、ロビーにいらしたのです。

 

その時私は、

「ものすごく尊敬している人が、まさか目の前にいる」

という状況に恐れをなして、

文字通り、手を伸ばせば届く距離にいらっしゃる松本さんに、

お声がけをしたり、握手を求めたり・・・

そう言ったコンタクトをとることが、一切出来ませんでした。

それにその時は、「手の届かない存在は、手の届かないままでいてほしい」

という訳の分からない私の勝手な幻想もありました。

 

でも、帰り道すぐに、ものすごく後悔しました。

そもそも、松本さんがそんな至近距離にいらっしゃるなんてこと、

本当に、一生でも、そうそうないのです。

この人見知りな性格を直さないと、ずっと後悔するな、と実感しました。

あと、手の届かない存在の方が、永遠に手の届かないままでは、

自分は、これ以上、大きくなれないじゃないか、としょんぼりしました。

 

***

次に生でお会いしたのは、細野晴臣さんでした。

「デイジーワールドの集い」 という、

細野さんが開催されているイベントに行ったのです。

確か、2010年だったと思いますが、

当時は、あまりこのイベントは、大きな宣伝をしていなかったように記憶しています。

なので、かなりコアなファンの方と、関係者だけしかいないイベントでした。

イベント終了後も、ファンの方が熱心に、細野さんに話しかけていました。

 

その時、私はまだ全く人見知りが直っていなくて、

ものすごくへっぴり腰だったのですが、

松本さんにはお願いできなかったけれど、せめて、細野さんには握手してほしい!

と思いました。

リベンジだ!

そう思った私は、細野さんに列をなしているファンの方々の中に並んで、

多分、ものすごく挙動不審に、何とか、絞り出すような声で、

細野さんに 「握手してもらっていいですか」 と、言いました。

 

細野さんは、相当怪しかったであろう私と、快く握手してくださいました。

その時、ああ、これで大きな一歩を踏み出せた、と、思いました。

願掛けが叶ったような、そんな気分でした。

 

***

そして、2013年。

今度は、鈴木茂さんと、生でお会いしました。

しかもそれは、GAROのマークさんのレコーディングのスタジオで。

私は、鍵盤を弾く人として、はっぴいえんどのメンバーさんとお会いすることが出来たのです。

 

あの日のことは一生忘れません。

目の前で、あの伝説のギターと伝説のギターアンプでの、ギターソロ。

それを1mくらいの至近距離で拝見できたことは、これまでにない興奮でした。

 

その日、ハモンドオルガンのレコーディングがあったのですが、

私が考えてきたフレーズがあまりに陳腐だったので、

茂さんが、違うフレーズを考えて下さって、わざわざ歌って下さいました。

その上、なんと、ロータリースピーカーの切り替えをやって下さることになりました。

(この興奮を伝えづらいのですが、つまり、ギターならば

 弾くのは私がやって、エフェクターを茂さんが踏んでくださるイメージ。

 こんな嬉しいことがあるのか、という・・・)

その日は一日ぽあんとしていました。

 

 

 

最初に、松本さんとお会いしたとき、私は本当に何もできなくて、

次に、細野さんとお会いしたときは、何とか1歩踏み出せた気がしていました。

そして、茂さんとお会いしたとき、ああ、私、大きく踏み出せた、と本当に感無量でした。

 

だから、大滝さんとお会いするとき、私はどんな自分になっているんだろうって、

自分勝手な妄想の中で、とても楽しみにしていました。

だから、2013年の大晦日、本当に、ショックでした。

 

===

ああ、あと、はっぴいえんどは、皆さんお酒が飲めないところも好きです。

代わりに、お茶とおまんじゅう。

 

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